なぜSNSが建設業の採用に効果的なのか
「ハローワークに求人を出しても反応がない」「求人サイトは費用がかかりすぎる」——そんな悩みを抱える工務店・リフォーム会社にとって、SNSは低コストで若手にアプローチできる有効な手段です。この記事では、InstagramやTwitterを使って実際に採用に成功している企業の事例をもとに、具体的な運用方法をご紹介します。
若手求職者の多くは、求人を探す際にSNSを活用しています。特に20代〜30代は、企業の公式アカウントをフォローして日常的に情報収集する習慣があります。
SNS採用の3つのメリット:
- 費用がほとんどかからない – アカウント作成・投稿は無料
- 会社の雰囲気が伝わる – 写真や動画で現場の様子を見せられる
- 継続的な接点が持てる – 募集してない時期でも認知度を高められる
また、SNSは「この会社、雰囲気良さそうだな」という第一印象を作るのに最適です。求人広告では伝えきれない「人柄」や「日常の様子」を見せることで、応募のハードルを下げることができます。
まず始めるべきSNSはどれ?
建設業の採用に向いているSNSは主に3つです。特徴を理解して、自社に合ったものを選びましょう。
Instagram(最もおすすめ)
特徴: 写真・動画がメインで視覚的に訴求できる
向いている企業: 現場写真が撮りやすい、施工事例をビジュアルで見せたい
おすすめの投稿内容:
- 作業中の写真(手元のアップなど)
- 休憩時間の和やかな様子
- 完成した現場のビフォーアフター
- 社員インタビュー(ストーリーズで気軽に)
Twitter(X)
特徴: テキストメインで気軽に発信できる
向いている企業: こまめに発信できる、社長や担当者の人柄を出したい
おすすめの投稿内容:
- 今日の現場の出来事
- 社長の考えや想い
- 業界のニュースへのコメント
- 求人情報の簡単なお知らせ
TikTok
特徴: 短い動画で若年層にリーチできる
向いている企業: 10代〜20代前半をターゲットにしたい、動画編集に抵抗がない
おすすめの投稿内容:
- 作業のタイムラプス動画
- 1日の流れをテンポよく紹介
- 社員の素の表情が見える短い動画
- 「こんな仕事やってます」紹介
💡 おすすめ: まずはInstagramから始めて、余裕があればTwitterも併用するのが効果的です。両方とも同じ写真を投稿してOKなので、負担は少なめです。
具体的な投稿内容:週3回で回せる投稿パターン
「毎日投稿は無理」という方のために、週3回で効果が出る投稿パターンをご紹介します。
月曜日:現場の様子 / 作業風景
投稿例:
「今週も安全第一で頑張ります!
丁寧な作業を心がけています。
#工務店 #リフォーム #建設業 #職人募集」
写真のポイント: 作業中の手元、整理整頓された現場、真剣に作業する様子など
水曜日:社員紹介 / 会社の雰囲気
投稿例:
「うちの職人さんは皆、丁寧に教えてくれる人ばかり。
未経験からスタートした社員も、今では一人前に!
#職人 #建設業界 #働きやすい職場」
写真のポイント: 休憩中の笑顔、社員の後ろ姿、チームで作業する様子など
金曜日:完成事例 / 会社の価値観
投稿例:
「お客様に『丁寧にありがとう』と言われる瞬間が一番のやりがい。
スピードより、確かな仕事を大切にしています。
#工務店の日常 #職人の誇り」
写真のポイント: 完成した現場、お客様の喜ぶ様子(許可を得て)、ビフォーアフターなど
応募につなげる3つのポイント
SNSで発信するだけでは不十分です。求職者が「応募したい」と思った時に行動できる仕組みを作りましょう。
1. プロフィールに採用ページのリンクを設置
Instagramのプロフィール欄に「採用情報はこちら」とリンクを貼りましょう。リンク先は自社サイトの採用ページか、採用専用のランディングページが理想です。
2. 定期的に「求人募集中」の投稿をする
月に1〜2回は「現在、〇〇職を募集しています」という投稿を入れましょう。日常の投稿だけでは、求職者に「ここは採用活動してないかも」と思われてしまいます。
3. DM(ダイレクトメッセージ)に気軽に連絡できる雰囲気を作る
「気になることがあればDMください」「まずは話だけでも聞きにきてください」と、応募のハードルを下げるメッセージを添えましょう。いきなり「応募する」のはハードルが高いので、まず気軽に連絡できる雰囲気が大切です。
よくある失敗パターンと対策
❌ 失敗例1:宣伝ばかりで人間味がない
「職人募集!」「こんな施工やってます!」だけでは、求職者の心に響きません。
✅ 改善策: 社員の日常や、会社の価値観が伝わる投稿を7〜8割にする
❌ 失敗例2:投稿が続かない
最初だけ頑張って、すぐに更新が止まってしまうパターンです。
✅ 改善策: 週3回など、無理のないペースを決める。写真は日常的にストックしておく
❌ 失敗例3:ハッシュタグを使っていない
ハッシュタグがないと、フォロワー以外に投稿が届きません。
✅ 改善策: 毎回3〜5個のハッシュタグを付ける(例: #工務店 #職人募集 #建設業 #地域名)
まとめ:SNS採用は「積み重ね」が大事
SNSでの採用活動は、すぐに結果が出るものではありません。しかし、継続的に発信することで「この会社、いつも見かけるな」→「雰囲気良さそうだな」→「いつか応募してみようかな」という流れが生まれます。
今日からできること:
- InstagramまたはTwitterのアカウントを作成
- 現場や社員の写真を5枚撮ってみる
- 週3回の投稿スケジュールを決める
- プロフィールに採用ページのリンクを設定
「うちには特別なことなんてない」と思うかもしれません。でも、あなたの会社の日常こそが、求職者にとっては貴重な情報なのです。まずは小さく始めてみませんか?
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